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海外では、トコジラミの被害が深刻になっています。
2023年末時点で、日本ではそれほどの被害は無いようです。
ドラッグストアでも、トコジラミ対策にと銘打って通常の殺虫剤を並べている程度です。
しかし、近年のトコジラミは通常の殺虫剤に抵抗性があり、あまり効果が無いと言われています。
どうせ殺虫剤も効かないし、今できることってなにもないよね。
そんな風に油断していませんか?
トコジラミがもし日本でも流行するとすれば、この年末年始はひとつのきっかけになるかもしれません。
トコジラミは物に付着したり、産卵したりして生息場所を拡大します。
例えば、トコジラミが生息している部屋で、ベッドやソファーに長時間座った時に衣類へ入り込まれたり、鞄をカーペットに置いた時に卵を産卵されたりするなど人の使用する様々な物を介して生息場所を拡大します。
特に卵や生まれたばかりの幼虫は付着しやすく、付着していることに気付きにくいため、注意が必要です。
そう、この年末年始、ベッドやソファーに長く座る機会はありませんか?
コロナが明けて、各地の宿泊施設や、交通機関は予約でパンパンです。
海外からの旅行客も入ってきています。
そんな状況なので、
- ホテルのベッドで刺される
- 電車の座席で刺される
そして、トコジラミを自宅に持ち帰ってしまう・・・
そんな最悪な事態にならないために、殺虫剤ではなく虫よけスプレーを活用しましょう。
トコジラミに効く虫よけスプレー ディート
一般的な虫よけスプレーは、主成分がディートと呼ばれるもので、この成分はトコジラミも寄せ付けない効果があります。
説明書に、トコジラミ・もしくはナンキンムシと書かれてあります。
トコジラミは、俗称でナンキンムシ(南京虫)とも呼ばれており、どちらも同じ昆虫のことを意味します。
トコジラミは温帯から寒冷地帯にかけて広く分布し、日本でも各地で生息が確認されています。
12歳以上限定の、ディート30%強力処方
6か月から使用できる、ディート12%処方
ディートに関しては、一時子供への安全性が過度に騒がれました。
しかし、用法、用量を守っている限り副作用のリスクは限りなく少ないといわれています。
ディートに対抗して、さらに安全性を訴求した【イカリジン】という成分配合の虫よけも発売されていますが、これらはトコジラミ(ナンキンムシ)には適用が無いため注意しましょう。
衣服の上から使用できるタイプもあります。
でも、こちらにはなぜか、トコジラミ(ナンキンムシ)の適用が書かれていませんが、ディートは配合されているので効果はあると思われます。
衣服の受けから使用できるものであれば、電車に乗る前にスプレーしておけば、自宅にトコジラミを持ち帰るリスクを減らすことができます。
- 電車の座席にスプレーしてから座る
- チェックインしたらホテルのベッドにスプレーしておく
なんて使い方もできるかもしれませんが、布の変色などにはご注意ください。
自宅にトコジラミを持ち帰ってしまえば、その駆除には高額な費用が掛かります。
ちょっとした工夫で、トコジラミを増殖させないよう、みんなで予防しましょう。
ちなみに、着るタイプの防虫もあります。
https://www.foxfire.jp/scoron/
値段は高いですが、家にトコジラミを持ち込むことを考えれば安いかもしれません。
リスクの高い地域へ行く場合は要検討でしょう。
冬場は、ドラッグストアでは虫よけスプレーの在庫を非常に少なくします。
そのため、品切れする前に購入することをお勧めします。
ドラッグストア 登録販売者さんへ
私の読みが万一的中してしまうと、日本でもトコジラミが流行してしまう可能性があります。
すると、虫よけスプレーは、コロナの時のマスクやアルコール消毒のような品薄状態になってしまうかもしれません。
今のうちに発注しておきましょう。
もし売れ残っても大丈夫。
夏が来るまで、バックヤードの片隅に寝かしておきましょう(笑)
また、刺されてしまった時の対応方法は、通常の虫刺されと変わりません。
【ステロイド軟膏】 日常生活で知っておくべき使い分け 市販薬編
ステロイドの軟膏の塗布や、抗ヒスタミン剤の内服をお勧めしましょう。
ステロイド軟こうや抗ヒスタミン剤、ちょっと復習しておくといいかもしれません。