意外と知らない 市販医薬品

子供から大人まで:キズ・とびひ薬【ドルマイシン軟膏】救急箱に常備推奨

キズ・けが

ケガなどで皮膚が傷つくと、そこからさらに雑菌が入り化膿してしまうことがあります。

また、かゆみなども発生した場合は、かき崩してしまいます。

最悪、そこから【とびひ】になってしまうこともあります。

そうなる前に、すぐに抗生剤の軟膏を使用すれば数日で改善するケースも多いです。

キズの後、清潔にしてから抗生剤軟膏使用

数日で改善

 

キズの後、放置したため化膿してしまう。

かき崩して【とびひ】になってしまう

 

速やかに対処できるように、抗生剤の軟膏の常備をお勧めします。

 

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キズには抗生剤の軟膏 ドルマイシン軟膏がお勧めな理由

キズ薬といえば液体タイプの薬を思い浮かべる方も多いと思います。

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液体のキズ薬は、アウトドアなどで汚れた患部を洗い流しながら殺菌するのにお勧めです。

液体きずグスリ 使い方

以下に使い方動画があります。

マキロンs 使い方動画

 

しかしながら、【深いすりむきキズ】や【深い切りキズ】は、液体キズ薬の殺菌力や保護力が不十分なこともあります。

その場合は、化膿防止で抗生剤の軟膏が必要になります。

水道できれいに洗えるようなら、液体きず薬がなくても抗生剤の軟膏でキズのケアができます。

 

抗生剤軟膏での処置が必要なキズは、深い傷

皮膚には、バリア機能があります。

正常な皮膚は、細菌が繁殖しにくくなっています。

しかし、ケガや、かきこわしで、バリヤが破れてしまうと、細菌が入り込んでしまいます。

そこで細菌が増殖して炎症が悪化した状態が“化膿”です。

化膿に効果があるのがドルマイシン軟膏です。

皮膚の表面が、ただれたり切れたりしていると、内部に細菌が入り込むリスクがあります。

そんなキズにドルマイシン軟膏を使用します。

皮膚の表面が削られたり深く切れているときは、抗生剤軟膏での処置が望ましい

(打撲などで、皮膚が正常な場合は、使用してもあまり意味がないといえます。)

次のような場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。

・洗っても傷口に砂や木片、ガラスの破片などの異物が残っている。

・ガラスなどの異物が深く刺さっている(無理に抜かずそのまま受診)

・出血が多く、止血ができない。

・かみ傷(動物や人に咬まれた傷)、傷が深い・大きい。

・発熱を伴ったり、腫れや患部の痛みが強い。

・傷口より先の部位にしびれや動かしにくさを感じる。

・その他、異変を感じたり、心配があるとき。

・市販薬(OTC医薬品)で5~6日セルフケアしてもよくならない場合

(第一三共HPより)

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/25_kanou/index2.html

軟膏は、傷口を保湿するとともに、外敵から守る効果もある

先ほど触れた液体のキズ薬は、使用した後すぐに流れてしまい患部にとどまりません。

一方、軟膏の抗生剤は、皮膚に長くとどまって保湿するとともに、外敵から油の被膜で保護する効果もあります。

皮膚がただれたキズには、軟膏がお勧めです。

 

軟膏の中でもドルマイシン軟膏がお勧めな理由

抗生剤の軟膏は、数社から販売されています。

ただ、軟膏に黄色や茶色の色があることが多いです。

色のついた軟膏は、衣服も汚れてしまうし、布団やじゅうたんなどへの色うつりも厄介です。

その点、ドルマイシン軟膏は白色なので、使いやすいです。

ドルマイシン軟膏(白色)

ドルマイシン軟膏の色

白色の軟膏だから、洋服や布団などが汚れにくい

テラマイシン軟膏(黄色)

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クロマイN軟膏(短黄色)

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キズ以外にも、【とびひ】・【おでき】にも効果があります

細菌の増殖を防ぐ軟膏なので、キズ以外にもとびひや、おでき、やけどなどにも効果があります。

Amazonリンクで効能効果が確認できます。

細菌を殺す薬なので、細菌が増える前に少しでも早く使用するのが効果的

細菌は、増え始めると加速度的にぐぐっと増えてしまいます。

急増

一方、細菌が増える前に使用すれば、そのまま退治することも容易になります。

早く使用するためには、常備することが重要です。

 

  • 軟膏で皮膚を保護、保湿する
  • 抗生物質で細菌を退治する
  • 細菌が増える前に少しでも早く使用するのが効果的

 

小さなお子様は、【キズ】や【おでき】で病院に連れて行きたくないと思います。

別の風邪をもらってくる心配もありますから。

なるべく連れて行きたくないというのが本音です。

幼児

そのため、救急箱に常備し、いつでもすぐに使えるようにしておくことをお勧めします。

 

ただし、使用開始し数日程度で改善効果が見込まれなければ、内服薬などでの治療が必要となる可能性があります。

速やかに医師の診察を受けましょう。

 

市販の薬をうまく使って、ちょっとしたケガや出来物は速やかに手当てできるようになりましょう。

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