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関節痛、腰痛においてOTC薬で最も効くと定評なのはロキソニンシリーズ
そんな中、ちょっと特殊な関節痛、腰痛の薬
実はこのアルミノプロフェンという成分、以前病院では関節痛、腰痛の薬として使われていました。
しかしながら、製造コストや、他の痛み止めとの競合により薬価収載から外れてしまいました。
(薬価収載から外れると、病院では使いたくても使うことができなくなります。)
そこで、OTCとして復活したという経緯があります。
結論 アルミノプロフェン配合のルミフェンは、
- 関節痛、腰痛においてはイブプロフェンよりも効果がある可能性が高い
- ロキソニンよりも胃にやさしいメリットがある
- ロキソニンなどにはない、特殊な痛み止め効果もある
ルミフェン(アルミノプロフェン)の特徴1 関節痛に効く
アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェンの作用機序としては
シクロオキシゲナーゼ阻害があげられます。(痛み止め作用)
アルミノプロフェンにもシクロオキシゲナーゼ阻害作用はあります。
アルミノプロフェンにはシクロオキシゲナーゼ阻害に加えて、
ホスホリパーゼA2阻害作用というものがあります。(これも痛み止め作用)
これは、アルミノプロフェンに特徴的な作用です。
(佐藤製薬学術)
痛み止め作用が2か所働くので、通常の消炎鎮痛剤より炎症に効く痛み止めということになります。
炎症に効く痛み止めということは、頭痛、発熱よりむしろ、関節痛、腰痛などに効果が出やすいということです。
医療用でアルミノプロフェンが使用されていた時のデータ
変形性関節炎改善率
アルミノプロフェン600mg/day:62.6%
イブプロフェン900mg/day:45.3%
医療用のデータなので、市販でイブプロフェンを900mgも服用することはないですがそれと比較して効果が高いことわかります。
ロキソニンとの比較はないですが、ロキソニンが販売できない状態では、関節痛にはルミフェンが最も効くと思われます。
ルミフェン(アルミノプロフェン)の特徴2 胃にやさしい
- 生体を守るCOX‐1よりも、炎症によって誘導されるCOX‐2をより多く阻害する成分のため、胃への負担が少ないのが特長です。
(ルミフェン添付文書)
佐藤製薬学術によると、ラットを使った動物実験ではロキソプロフェンよりも胃にやさしいという結果です。
ごめんね・・・。
ルミフェン(アルミノプロフェン)は、関節痛、腰痛にお勧め
このように、
- ルミフェンは関節痛、腰痛などの炎症によく効く
- ロキソニンよりも胃にやさしい
これらのことから、腰痛、関節痛の痛み止めにお勧めできます。