ロコベースシリーズって、4種類全部買う必要があるのか徹底検証!
確かに高いですからね~
ロコベースリペアシリーズ:全構成成分は52種類
まずは、それぞれのパッケージを見て、配合成分をリストアップしてみました。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー |
(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン |
BG |
アルギニン |
イソノナン酸イソノニル |
オクチルドデカノール |
オレイン酸 |
オレイン酸ソルビタン |
カルナウバロウ |
キャンデリラロウ |
グリセリン |
グリチルリチン酸2K |
グリチルレチン酸ステアリル |
コレステロール |
シア脂 |
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール |
スクワラン |
セタノール |
セラミド3 |
セレシン |
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル |
トコフェロール |
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル |
トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2 |
トリエチルヘキサノイン |
ネオペンタン酸イソデシル |
パラフィン |
パルミチン酸 |
パルミチン酸イソプロピル |
パルミチン酸セチル |
パルミチン酸デキストリン |
ヒドロキシエチルセルロース |
ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル |
ベタイン |
ポリクオタニウム-61 |
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6 |
マイクロクリスタリンワックス |
ミツロウ |
ミネラルオイル |
ミリスチン酸イソプロピル |
ミリスチン酸オクチルドデシル |
ラウロイルグルタミン酸ジ (オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル) |
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) |
リンゴ酸ジイソステアリル |
ワセリン |
合成ワックス |
酢酸トコフェロール |
水 |
水添ポリイソブテン |
水添レシチン |
炭酸Mg |
硫酸Mg |
ロコベースの構成成分のほとんどが、油性の保湿成分であることがわかります。
ここからは、製品ごとに共通する成分が何なのか調べてみます。
クリーム、ミルク、リップ、かかと すべてに共通した成分は3種類
- コレステロール:油性の保湿成分、水分蒸散を防ぐとともに皮膚を柔らかくする
- セラミド3:皮膚のバリア機能強化成分
- パルミチン酸:油性の保湿成分
この3成分がメインです。
最も成分が共通しているクリームとミルク でも、共通は4種類だけ
- BG
- グリセリン
- 水
- 水添レシチン
特筆することのない成分です。
クリームとかかとバームに共通する成分は2種類
- パラフィン
- ワセリン
パラフィン:硬さのある、ロウのようなもの。あたためると柔らかくなる。
ワセリン:皮膚保護や、水分蒸散をふせぐ作用がある。
クリームとリップクリームに共通な成分は1種類だけ
シア脂
10人の被検者の前腕に5%シア脂配合クリームまたは無添加クリームを1日1回30日間適用し、皮膚水分量を測定したところ、以下のグラフのように、5%シア脂配合クリームは、短時間で保湿効果を示し、連用することで効果が持続することがわかった。
より乾燥にさらされる、手や唇に最適な成分としてシア脂が配合されていると思われます。
クリームとミルクとリップクリームに共通なのは1種類
オレイン酸
乳化物の感触改良:クリームの伸び、硬さ、流動性など質感を調整
オレイン酸には、黄色ブドウ球菌増殖抑制による抗菌作用もあります。
アトピー性皮膚炎患部からは高率に黄色ブドウ球菌が分離され、増悪因子であると考えられている。
リップとかかとバームに共通なのは1種類
スクワラン
エモリエント作用
エモリエント作用に関しては、皮膚に対する浸透性がよく、ベタつきのないサラッとした感触を有しており、また水分保持能を有しているため、スキンケア化粧品、メイクアップ化粧品などに用いられます。
感触改良
感触改良に関しては、伸びがよく、ベタつきのないサラッとした特性のため、他のオイルと併用してクリームなどの感触改良に使用されます。
ミルクとかかとに共通なのは1種類
パルミチン酸デキストリン
感触改良
ワックス類(ロウ類)の油性感を軽減し、結晶を抑制することで感触を向上させることから、ワックス類(ロウ類)配合製品に併用されます。
全身や、かかとに使用するため、べたつきを抑えることが目的
クリーム、ミルク、リップ、かかとそれぞれ1製品にしか配合されていない、唯一の成分は40種類も存在
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン
アルギニン
イソノナン酸イソノニル
オクチルドデカノール
オレイン酸
オレイン酸ソルビタン
カルナウバロウ
キャンデリラロウ
グリチルリチン酸2K
グリチルレチン酸ステアリル
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、
セタノール
セレシン
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル
トコフェロール
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2
トリエチルヘキサノイン
ネオペンタン酸イソデシル
パルミチン酸イソプロピル
パルミチン酸セチル
ヒドロキシエチルセルロース、
ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル
ベタイン
ポリクオタニウム-61
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6
マイクロクリスタリンワックス、
ミツロウ
ミネラルオイル
ミリスチン酸イソプロピル
ミリスチン酸オクチルドデシル
ラウロイルグルタミン酸ジ (オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
リンゴ酸ジイソステアリル
合成ワックス
酢酸トコフェロール
水添ポリイソブテン、
炭酸Mg
硫酸Mg
製品それぞれに特有の成分が40種類!
ロコベースの4種類はそれぞれ違った個性がありそうです。
ロコベースの4種類は、成分構成が全く違う
ロコベースが出始めたころは、クリームのみでオールマイティに使えました。
それこそ、手から唇、かかとまでロコベースリペアクリームは万能に使用できました。
ここにきて、なぜいろんな部位別に分かれたのでしょうか?
しかも、大方の予想
「ほとんど成分は同じだが、用途を区別して、2個、3個と買わせようとしているんじゃないか?」
という予想を覆す、それぞれ全然違う成分構成で!
第一三共さんに使い分けを聞いてみました。
- コレステロール
- セラミド3
- パルミチン酸
この3成分が、どの製品にもメインで使われている。
そのうえで、
「どの製品も、成分上は全身に使用して大丈夫です。」
とのことです。
ロコベースシリーズは、基本のリペアクリーム+アルファという用法
ここまでで、まとめると
ロコベースシリーズには、基本3成分がメイン
- コレステロール
- セラミド3
- パルミチン酸
優れた保湿、皮膚のバリア機能改善ができることは共通ということです。
機能的にはロコベースリペアクリームで十分です。
手のほかに、全身に使用したいが、クリームは固くて塗りにくい
ロコベースリペア クリーム+ミルク
かかとのひび割れにも使用したいが、クリームだとべたつきが気になる
ロコベースリペアクリーム+かかとケアバーム
携帯して、こまめに唇を保湿したい
でも、リペアクリームをポーチに入れるのは大きすぎだし塗りにくい
ロコベースリペア リップクリーム、
このような使い分けができます。
基本の、ロコベースリペアクリーム + 〇 〇(リップや、かかと)
という使い分けをするか、
ロコベースリペアクリームだけで乗り切るかは、使用感や使いやすさで分けて使うことがおすすめのです。
こまめなアルコール消毒が欠かせない薬局での仕事では、塗ってもすぐに取れないロコベースリペアクリームが手荒れを防ぐ必需品です。
注)成分ごとの解説は、薬効を保証するものではありません