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「次の人は服用しないでください」
薬の説明書にはこのように書かれているものがあります。
では、次のモノはどうでしょう。
「次の人は使用前に医師、薬剤師又. は登録販売者にご相談ください。」
これも、市販の薬の説明書にほぼ書かれています。
この、「相談してください」というのは、つまりこういうことです。
禁止する根拠は無いが、エビデンスが全くないため一律に判断することが難しく、メーカーは判断できませんので、薬剤師や登録販売者が判断してください。
今回は、この「相談してください」について、分かりやすくまとめました。
添付文書が優先であることを断ったうえで、「相談すること」となっていた場合に役に立つと思います。
- 薬剤師、登録販売者の判断の一助になれば幸いです。
- 一般の方も、お薬を選ぶのに役に立つと思います。
今回の記事の参考文献は、「妊娠と授乳 薬物治療コンサルテーション」です。
おもに調剤薬局や病院などで使用する専門書ですが、その中から、薬局やドラッグストアで販売している一般用医薬品について分かりやすく簡潔にまとめました。
妊娠中・授乳中使える、頭痛、のどの痛み、発熱、生理痛の薬はこれです
妊娠中・授乳中(マイルドな効き目)
授乳中(効き目の良いものも選択肢に入ります)
(イブは、「イブ」のみで、「イブA」や「イブクイック」は成分が違います)
妊娠中・授乳中の服用判断 一覧表
「妊娠と授乳 薬物治療コンサルテーション」から、市販医薬品の情報だけをまとめました。クリックで拡大します。
*エテンザミドは病院用では一切使われていない、市販薬だけの成分です。
学術情報は無いが、同様にエテンザミドで有害事象が出たという報告もない。
このような結果になりました。
妊娠中の頭痛、のどの痛み、発熱、生理痛などには、「アセトアミノフェン」の使用が安心です。
一方、授乳中であれば、アセトアミノフェンのほか、効き目の良いイブ、ロキソニンSなども使用することができます。
(イブは、「イブ」のみで、「イブA」や「イブクイック」は成分が違います)
さいごに、補足
今回は専門書の専門用語を分かりやすくアレンジして書きました。
たとえば、専門書中では、有益性投与という表現が出てきます。
有益性投与とは、症状がひどければ使ってもいいけど、出来れば他の物を使うか、使うのをやめてくださいという意味です。
有益性投与は、【△必要なら可】と言い換えてあります。
専門書中では、禁忌という表現が出てきます。
これは、使ってはいけませんという意味です。
病院など医療現場では禁忌となっていても、医師の責任のもと、使用することはあります。でも、市販の薬は誰も責任が取れませんので使用しません。
禁忌は【×禁止】と言い換えてあります。
安全といわれているものは、【〇安全】としました。
妊娠の初期、中期、後期と言われても、覚えにくいと思います。
初期、中期、後期の区分けは考え方によって一律に決まっていませんが、次のように覚えると簡単です。
「妊娠中は、医師にな!」
妊娠中期:14週~27週
(14→医師 27→にな!)
妊娠期間は10カ月と10日 トツキトウカ これは一般的ですよね。
今回はドラッグストアや薬局で市販されている成分に絞ってまとめてあります。
より詳しく学びたい方は、書籍をご参照ください。