Bloger yuruyaku

調剤薬局で起こった斜め上をいく不正 懲戒解雇事例

 

  • 本ページはプロモーションが含まれています

Amazonなどの商品ボタン(下記)は、販売を目的としていません。商品検索用です
もっとお得なショップがあるかもしれませんので、購入する際はサイト内でショップをご検討してからにしてください。

免責
正確性に配慮しておりますが、記事の活用はご自身の責任の下でお願いいたします。
当コンテンツに起因するいかなる事項においても、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

 

今回、調剤薬局で起こった不正により、懲戒解雇になったケースを紹介します。

なかなか面白いと言ったら不謹慎ですが(笑)いろんな不正を知っておくと、未然に防ぐのに役立つかもしれません。

 

非常に珍しいケースなので、個人情報保護の観点からフェイクを交えています。

でも関係者が見たら一発で分かるかも。

 

まず、調剤薬局で多い不正事例としては

  • 医薬品の横流し
  • 一部負担金の横領
  • 個人情報の漏洩

などが思い浮かびます。

これらの事例も経験しているのですが、いってみればありふれた?ケースなので、今回は斜め上をいく不正事例を紹介します。

こんなところでも斜め上(笑)

 

さて、調剤に必要な医薬品が出荷調整となり、発注しても納品されない状況が続いて久しいです。

今回は、薬局の頭を悩ませる出荷調整で判明した不正事例です。

当薬局は、比較的処方箋の枚数も多く(1日200枚程度)、出荷調整で医薬品確保に苦労はしつつも、定期的に少量納品される比較的恵まれた状況でした。

また、門前の医師も状況を理解しており、出荷調整の医薬品は薬局の在庫状況を考えて処方する神対応をしていただいておりました。

そのため、出荷調整であることを伝えた医薬品はおのずと処方が減り、必要十分以上に在庫が確保できる状況も発生しました。

また、常日頃から、地域の薬局と在庫を融通しあっていて、やり取りも日常のこととなっていました。

そんな時に、うちの薬局から程近くにドラッグストアが開店しました。

開店してすぐに偵察に行き調剤をやっていないことに一安心しました。

ただ、調剤室を作れるスペースは完備されており、そのうちドラッグストアも調剤を始めてくるのではないかと不安に感じてはいました。

 

 

まあ、不安は的中するもので、ほどなくそのドラッグストアも調剤を始めました。

調剤を始める情報をつかんだ本部のマネージャーが、さっそく状況を聞き取りに来ました。

「もうドラッグストアは見に行った?」

すると、うちの癒し系女子の事務が、その状況を報告しました。

 

「さすが、仕事が早いね~」と上機嫌なマネージャーに、てへへと笑顔で答え、マネージャーもメロメロ状態(笑)

 

それもそのはずで、この事務員はマネージャーが面接を行い、その場採用したお気に入りなので。

 

マネージャーは独身で、面接のときも「結婚とかで急に退職だと困るから聞いているんだけど、彼氏とかいる?」とコンプラ的にアウトな面接をしているのを私は生暖かく見守っておりました。

 

まあ、仕事はきちんとやるので、特に不満はありませんでしたが、マネージャーの来る頻度が増えたことが正直うざかった。

 

そんな事務の自家用車は、よくわからんけどオタクが好きそうなぬいぐるみがいっぱい置いてある、一目見たらわかるカワイイ車でした。

 

そんな事務員 呼びにくいのでここではミクちゃんとでも呼びましょうか。

なんか似てるんですよね、初音ミクに。

ミクちゃんの車は、街を走っていてもたまにすれ違うことがあったのですが、あるときインター近くの家系ラーメン屋さんに行ったときに見かけました。

ラーメン食べに来ているのかな?と思いながら店内を見渡しましたが姿はなく、入れ違いで帰ったのかと思いましたが、食べ終わって駐車場に戻ってもまだ止まっていました。

そんなミクちゃん、仕事は普通にできるのですが、一つ問題点がありました。

日ごろから薬局同士の薬の融通は事務員に任せているのですが、ミクちゃんがたびたび出荷調整になっている薬を分譲してしまうミスをしてしまうのです。

出荷調整の薬は、正直ライバル薬局にはあんまりあげたくないですよね~

 

最初はある程度余裕もあるからと多めに見ていましたが、何度言っても繰り返すので困り果てた末、マネージャーに相談しました。

 

マネージャー:「優しいんだねミクちゃんは 注意しておくよ」

 

だめだ、ぜんぜん役に立たん。

 

ドラッグストアの調剤室の様子をある日見に行ったんですが、うちとは違って、イケメン薬剤師が2人でテキパキとまわしていました。

 

ある日、インター近くのいつもの家系ラーメンに行くと、その薬剤師とミクちゃんがラーメン食べてました。

こんなところで、実はあの二人・・・。

そのまま、二人は出ていくと、ミクちゃんは車を置いて、イケメン薬剤師の車にのってどこかへ行ってしまいました。

インター近くのラーメン屋に車をおいていくと言えば、この辺りでは近くのラブホ街しかありません(笑)

まあ、そういった関係だったので、ひいきして分譲していたのでしょう。

その事実?(あくまでも想像ですが・・・)をマネージャーに突きつけたときの悲しそうな顔が忘れられません。
でも、それだけじゃ解雇にならないですよね~
マネージャー的には裏切られた感が半端なかったみたいですが(笑)

で、どれだけのものを小分けしていたのか精査することとなり伝票や受領書を調べてみると・・・金額が合いません。

小分け販売した金額の一部を横領していたことが判明しました。

二人で使ってたのかな?

正直ショックでしたが、自分のショックなんざ、マネージャーのものと比べたらゴミみたいなものです。(笑)

ということで、売上金の横領ということで解雇となりました。

出荷調整というひょんなことから判明した不正でした。

まあ、僕が家系ラーメン通ってなければばれなかったかもしれないですけど。

その後家系ラーメンでも街中でも、ミクちゃんの車を見ることはなくなりました。