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退職代行を使った退職が急増しているようです。
特に大型連休明けにその兆候が顕著だとか・・・。
そもそもこの退職代行というものは、辞めたくてもやめられない会社に対して使用するものと思っていたのですが、よくよく見てみると、単なる退職代行だけではなく、その後の失業保険などの手続きがスムーズにできるなどのメリットもあるようです。
そして、調べていく中で「社会保険給付金」という見慣れない言葉を見つけました。
なにやら、退職した場合は失業保険だけでなく、この社会保険給付金というものが得られるケースがあるようです。
そして、この社会保険料給付金は、多くの人が十分に受け取ることができていないということです。
多くの人がもらいそびれているお金って非常に興味深いテーマですし、これから退職を検討している方は特に気になると思います。
そもそも、薬局を辞める時に退職代行を使うケースはあるのか、またそのメリットなどを調べてみました。
あわせて、社会保険給付金についてもざっくり調べてみました。
退職代行を使うメリット1
よっぽどのブラック企業でない限り、退職しようとしても引き留めにあったりしてなかなかやめさせてくれないということはないと思います。
しかしながら、もし職場との関係がこじれるなどしていた場合は、退職するにしてもその後の手続きなどが煩雑なため二の足を踏むこともあるかもしれません。
実際に退職する場合は、以下のような手続きが必要です。
1:雇用保険被保険者証をもらう(辞める会社に依頼)
雇用保険被保険者証が手元にない場合は、会社が保管していると思われます。
ない場合は会社に連絡が必要です。
2:離職票をもらう(辞める会社に依頼)
ハローワークに失業保険の手続きに行く場合などは会社に離職票を発行してもらう必要があります。
大企業ならいざ知らず、個人経営の薬局などでは専属の人事担当がいないことも多く、嫌がられる可能性が大です。
しかも、会社の悪意があるなしにかかわらず、離職票発行を長期間待たされた場合は今後の手続きが遅くなります。
3:ハローワークで申込・離職票の提出
4:7日間の待機
ハローワークへ離職票を提出した日から7日間は待機期間とされ、失業保険を受け取れない期間になります。
5:雇用保険受給者説明会への出席
あらかじめハローワークから指定された日時に説明会に行かなければなりません。
6:ハローワークでの説明の後、自己都合退職だと給付制限期間(通常2ヶ月)があるため、失業保険給付が2か月待たされます。
ということで、
- パワハラ管理薬剤師から逃げたい
- 薬局や会社本部に味方が誰もいない
- もしかしたら自分の能力不足かもしれないけど、風当たりが強すぎる
といった場合などは、退職代行を使って辞めるのもありかもしれないと思いました。
ただし、ちゃんと引継ぎは行うか、自分だけで抱えている仕事などがないかには要注意です。
患者さんに迷惑がかかることは当然ながら、急にやめたせいで会社に大きな損害が出たなどで逆に会社から訴えられかねません。
退職代行を使うメリット2
どっちかというとこれかな。
パワハラ上司に不意打ちを食らわせることができる。
メリット?3 社会保険給付金
ところで、退職代行にあった、社会保険料給付金って何?
さて、普通にやめると最大10か月の失業保険が28ケ月になる社会保険料給付金ってなんでしょうか。
どうやら、これは傷病手当金と、失業保険を合算した最長が28ケ月ということのようです。
ただ、傷病手当金とは在職中にもらうものだし、そもそも退職するときに失業保険とともにもらえるものではありません。
在職中にうつ病やそのた就業不能になったという形で最大限傷病手当金と受給します。
傷病手当金が打ち切られても職場復帰が難しい状態なので、その後退職して失業保険を受給します。
そうすると、
- 傷病手当金が最大18か月
- 失業保険が最大10か月
合わせて28ケ月になるということです。
このため、社会保険給付金は誰でも受給できるものではないことがわかりますので、安易に飛びつかないほうが良い気がします。
もし仮に、医師を欺いて鬱の診断書をもらい、傷病手当金などを受給した場合は詐欺に当たるかもしれません。
しかしながら、現にいまパワハラで悩んでいてメンタルクリニック通院中等であれば、その後就業不可の状態となったときに正々堂々と受給できるかもしれません。
さいごに
今すぐ仕事を辞めたいくらい追い詰められている
パワハラで精神を病んでいる
そのような状態のときにはまっとうな判断ができません。
精神的に追い詰められた精神状態では、
- 本来もらえるはずの失業保険がもらえなかった
- 詐欺に当たるかもしれないことを知らず、業者の言いなりに社会保険料給付金に目がくらむ
ということも起こりかねません。
常日頃から様々な情報に触れておくことは大切であることを再認識させられました。
気になる方は退職代行サイトを、事前に調べておくことをお勧めします。