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氷河期世代は一生踏み台の人生? 否 逆襲が始まります

・プロモーションを含みます

 

氷河期世代の不遇な状況が最近メディアで良く取り上げられています。

氷河期世代の状況

日本において1993年~2004年頃の就職難の時期であった就職氷河期に新卒で就職活動をしていた者は、いわゆる『就職氷河期世代』と呼ばれています。

  • 1990年のバブル崩壊を機に景気が大幅に後退
  • それ以前に大量採用を行っていた企業は採用数を抑制
  • 運悪く、そこに第2次ベビーブームのピーク世代が就活時期を迎えてしまう
  • その結果ブラック企業や、派遣、非正規雇用などが増加してしまう

 

当時の世代を生きている人ならば、振り返ればあれが氷河期だったんだと納得できます。

 

マクドナルドでバイトしていた友人が、今度入った新入社員は慶応大学卒だってと話していた記憶が思い出されます。

 

不況に強い薬剤師業界にずっといた人や、最初からドラッグストア希望で就職した人はあまり実感がないまま過ぎ去った時代かもしれません。

 

ただ、自分はプライベートでは会社外の人と遊ぶことが多いので、氷河期の状況は身近に感じていました。

 

年末にボーナスもらい、スノボ用品を新調して冬を楽しむつもりが、年明け出社したら会社がつぶれていた

とか、

会社のリストラで今仕事ないんだ~

とか、

転職したら給料UPしたぜ! 2年限定の派遣だけど・・・

 

などなど

何とか就職してもその先前途多難な時代の幕開けでした。

学生時代は人口が多く受験地獄

卒業したら就職難

 

何一ついいことがなかったように言われる氷河期世代ですが、果たしてそうでしょうか?

 

氷河期世代はいつもマーケティングのど真ん中

氷河期世代は無駄に人口が多いです。

団塊世代が惰性で結婚して子供作ることが当然の流れで生まれてきたわけですから。

夫:おい! お茶

妻:私は「おい」ではありません!

とか、

家に帰ると、冷えたご飯に冷えた妻

暖かいのは便座だけ

 

とか、綾小路きみまろど真ん中世代が作り出した産物が氷河期世代です。

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そんな人口の多い世代ですが、人の集まるところにはいつも金のにおいがするものです。

 

今の人たちには分からないかもしれませんが、氷河期世代の人は思い出してみましょう。

 

小学生:朝学校に行く前に、アニメの再放送

夕方学校から帰ってくると、夕方のニュースまでどこかのチャンネルでアニメの再放送

7時から8時までのゴールデンタイムは、裏番組でもアニメが放送されアニメタイム

土曜日は、8時からもひょうきん族やドリフなど、子供も楽しめる番組

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夏休みは、午前中2時間アニメ、昼過ぎからアニメ、夕方にもアニメの再放送祭りでした。

最盛期は、夕方のニュースを間に挟む形でアニメや子供向け番組を流すパオパオチャンネルとか、ゴールデンタイムに1時間たっぷり藤子不二雄アニメをやる藤子不二雄ワイドなど、メディアは子供中心でした。

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今みたいに、金曜日のゴールデンタイムに大人がざわついたりしていませんでした。

土曜日は、日本昔話からの、クイズダービー、8時だョ!全員集合(もしくはひょうきん族)の流れです。  

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本屋に行けば、ジャンプ サンデー、マガジン、コロコロ、ボンボンなどや、その増刊号などが平台に山積みでした。

世の中は、のちに氷河期世代となる小学生を楽しませるために回っていました。

そしてそれが大きな消費のマーケットでした。

そして、その中で日本が誇るアニメコンテンツが開花しました。

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中高生以降:いわずと知れたJ-POP黄金期です。

いつの時代も流行に敏感な中高生ですが、氷河期世代は人口も多く、マーケティングの中心でした。

数多くのミリオンセラーが連発したことや、カラオケBOXなども急激に増えました。

 

ファッション誌なども多く発売され、プリクラのブームが起きたり、日本のガラケーが世界一だったのもこの時代です。

着メロや、待ち受け画面、写メなどは、日本のガラケーが最先端でした。

言ってみればこれも、当時若者だった氷河期世代うけを狙ったマーケティングですよね。

 

留学に行った友人が、Nokiaとかの携帯見て、日本の携帯を見せてやりたかったとか言ってたのを思い出します。

電波少年や、学校へ行こう!などの若者向けのしょうもないバラエティーも豊富でした。

日曜日は、ちびまる子ちゃんから、惰性のサザエさん、7時台からのバラエティー~ダウンタウンとか、ずっとテレビが見れました。

文字通り、文化の中心にいたのちの氷河期世代は、学生時代をエンジョイしていました。

それも、氷河期世代が最大の消費者だったからで、今の若い子(年寄だな おれも・・・)からしたらうらやましい時代だったかもしれません。

ただ、いつまでも消費者でいられるわけはありません。

社会の一員として世の中に放り出されてからは、風向きが一挙に変わります。

クール

その後は、広く知られた氷河期世代の不遇な時代が30年 40年と続きます。

氷河期世代の今後は、選挙マーケティングのど真ん中

さて、不遇な時代を過ごした氷河期世代も、先頭集団はそろそろ50歳に差し掛かりました。

運良く仕事をもって普通に暮らしている者もいれば、不遇な環境にあえいでいるものもいます。

でも、関係ありません。

仕事を辞めればどちらも清き一票です。

今現在は、人口の多い団塊世代に向けた選挙マーケティングがなされていて、氷河期世代はつらい状況ですが、もう少しの辛抱です。

あと10年、20年すれば団塊世代はいなくなります。

そうすると、次のボリュームゾーンは氷河期世代しかいません。

次の時代を見越して、政治も動かざるを得ません。

現に、オールドメディアたちは

氷河期世代⇒自己責任

から、

氷河期世代⇒一生踏み台の不遇な世代

と、論調をかえてすり寄ってきています。

政治家も、政治家声明を賭けて当選するため票を取りに行く必要があります。

手始めの高校無償化なんてのは、子を持つ氷河期世代への施策です。

氷河期世代に手厚い年金を

氷河期世代に手厚い医療を

そんな時代が目の前に迫っていますので、もう少しの辛抱です。

最後に

氷河期世代に手厚い老後をといっても、財源はどうするんだ云々あると思いますが、たぶん大丈夫です。

おそらくその下の世代に大きなつけとなって残ります。

このような図をご存じかと思います。

@kosajun1

 

団塊世代、団塊ジュニア~(氷河期世代)の2つの人口ピークを最後に、人口は減少の一途です。

今は団塊世代を人口が多い氷河期世代がひいこらひいこらと支えています。

今後は、氷河期世代が人口の少ない世代に支えてもらう時代です。

そんなことは無理だから、改革をしよう!言ってますが、改革は進みません。

年金の問題や、医療費の問題も解決する気配が1ミリもありません。

 

そうしているうちに、大切な票田である氷河期世代を守らざるを得ない時代が来ます。

残念ながら、日本は氷河期世代が最後に消費しつくしてしまってからは、もう今のような豊かな時代は来ないでしょう。

ぺんぺん草も生えない時代です。

ぺんぺん草

 

子供を持たないものも多かった氷河期世代は、次の世代のことなど考えている余裕はありません。

「そんなの自己責任でしょっ」て言われ続けた世代ですから。

何とも絶望的なシナリオですが、それでもこの先金融ショックや南海トラフ地震で日本が壊滅的なダメージを受けないという楽観的な前提の上での話です。

第2次トランプ政権発足で、戦後70年以上続いた世界の仕組みが大きく変わりそうな気配もします。

 

なんとかこのまま、最後くらいは氷河期世代も報われて終わることができればいいなと思っています。

 

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参考

こちらの方が、Xで分かりやすく解説してくれています。