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テレビでよく見かけるあの水虫薬。
印象的なCMで一度は見たことある人も多いはず。いや、強すぎるでしょキャラのインパクト…!
でもちょっと待って。
「こんなふざけたノリで宣伝してるけど、本当に効くの…?」
そう思って、検索してこの記事にたどり着いたあなたは、なかなかの慎重派ですね。
薬剤師の立場から、冷静に、でもわかりやすく、検証してみました。
■ ブテナロックとは?まずはざっくり概要から
ブテナロックは、久光製薬が販売している市販の水虫・たむし治療薬です。
CMではコミカルな世界観が展開されていますが、シリーズ自体は以下のようなラインナップで展開されています。
ブテナロックVα(クリーム/スプレー/液/エアー)
ブテナロックL(乾燥タイプ対応)
ブテナロックメディカルソープ(医薬部外品)など
今回焦点を当てるのは、医薬品として効果が期待できる「Vαシリーズ」や「Lシリーズ」です。
■ 主成分「ブテナフィン塩酸塩」ってどんな成分?
ブテナロックの要と言えるのがこの成分。
分類としてはアリルアミン系抗真菌薬で、「水虫の原因菌である白癬菌を殺す」ことに特化しています。
【ざっくり特徴】
特徴 | 内容 |
---|---|
作用 | 真菌の細胞膜合成を阻害し、直接殺菌(殺真菌作用) |
効果 | 特に足白癬(いわゆる水虫)への効果が強い |
持続性 | 角質層への浸透力が高く、1日1回の塗布でOK |
臨床実績 | 処方薬にも同系統成分があるので、実績も多い |
市販薬でよく見かける成分には、ラノコナゾールやテルビナフィンなどがありますが、ブテナフィンもこれらと肩を並べる「効く3強成分」の一角です。
■ 成分ガチ勢な製品ラインナップ
ブテナロックは、見た目と違って(?)中身はかなり本気です。
▼ たとえば「Vαクリーム(1g中)」
ブテナフィン塩酸塩:10mg
ジブカイン塩酸塩(かゆみ止め):2mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン):5mg
グリチルレチン酸(抗炎症):2mg
ℓ-メントール:20mg
クロタミトン:20mg
イソプロピルメチルフェノール(抗菌):3mg
→ かゆみ・炎症・ニオイ菌にも配慮した、トータルケア処方になっています。
■ 実際どうなの?どんな人に向いてるの?
市販薬の比較サイトやレビューを見ても、
「1日1回で済むのが楽」
「スプレーが手軽で続けやすい」
「症状が軽くなってきた」
といったポジティブな声が目立ちます。
ただし、「爪水虫には効かない」「ひどくなってから使っても治らない」といったケースもあり、使用のタイミングと状態を見極めることが大切です。
■ どんな人に向いてるの?
水虫の症状が出始めたばかりの人
指の間や足裏がかゆい・じゅくじゅくしている
手を汚さずに塗りたい人(スプレーやエアータイプ)
忙しくて、1日1回しか薬を使えない人
■ 逆におすすめしにくいケース
爪水虫(爪白癬)→ 皮膚科の内服薬が必要
重症で患部が広範囲にわたる場合
4週間使っても改善しない人
→ 使用説明書どおりに使っても治らないなら、皮膚科へ!
■ 結論:キャラはふざけてるけど、薬は本気
CMだけ見ると「おいおい…」とツッコミたくなりますが、成分だけ見れば、市販薬の中でもかなりの実力派。
「ブテナロックは効くのか?」という問いに対して、薬剤師としては「効く人にはちゃんと効く」と答えます。
もちろん、全員に効く万能薬ではありませんが、
「軽度の水虫で、塗り薬だけで何とかしたい」
という人にとっては、かなり有力な選択肢です。
クリーム、液、スプレー????
迷ったら「ブテナロックVα クリーム」でOK
なぜなら…
成分はシリーズ共通である「ブテナフィン塩酸塩(10mg/g)」をしっかり配合
クリームタイプは皮膚への密着力が高く、どの部位にも使いやすい
刺激が比較的少なく、ジュクジュクにも乾燥にも対応しやすい
実は病院処方の水虫薬も、まずはクリーム剤が標準
■ 迷ったらクリームが安心な理由
比較項目 | クリームタイプ | スプレー/液体タイプ |
---|---|---|
患部への密着 | 高い(しっかり留まる) | サラサラで流れやすい |
刺激性 | 低め(アルコールなし) | 液体タイプはしみることも |
使用部位の自由度 | 指の間・足裏・かかと どこでもOK | 指の間メイン。足裏はやや不向き |
使いやすさ | 指で塗る手間はある | 手を汚さず使えるが、ムラになりがち |
■ こんな人は他のタイプでもOK
手を汚したくない → スプレー/エアー
サラサラ重視 → 爽快パウダー/パウダーゲル
乾燥&ひび割れがひどい → LクリームEX
■ 最後に:1日1回、最低でも4週間から8週間
どれを選んでも、1日1回、最低4週間は継続が基本です。
症状が軽くなっても、すぐにやめるとぶり返します!
迷ったときに選ぶ1本として、「Vαクリーム」は王道です。
「とりあえずこれから試して、合わなければ変える」ぐらいが、実は一番合理的だったりしますよ。