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冬の時期になると、この溶かしてのむかぜ薬をいつも思い出します。
いつの頃からか売り場から消えてしまった、溶かして飲む風邪薬
かわりになるものを探してみたら、パイロン溶かして飲む風邪薬というものがありました。
ところでこの、溶かして飲むかぜ薬って、氷河期世代の風邪薬じゃないでしょうか。
一斉風靡した溶かして飲むかぜぐすり、今やどこの薬局やドラッグストアでも店頭ではほとんど取り扱いがないようです。
成分的には効き目がマイルドな風邪薬で、特に特徴はないのですがなぜかお湯に溶かして飲むと体があったまり効いた感じがするということで発売当初は爆発的に売れました。
ドリスタンの成分
- アセトアミノフェン900mg
- 臭化水素酸デキストロメトルファン48mg
- グアヤコールスルホン酸カリウム 250mg
- マレイン酸クロルフェニラミン 7.5mg
- ビタミンC 500mg
薬剤師や登録販売者が見れば、特別変わりばえもしない成分であることは分かると思います。
確かこのドリスタンが発売されたのは・・・
色々な記憶をさかのぼると、確か発売は1997年だったと思います。
香取慎吾のCMが印象的でした。
そのあとに同様の溶かしてのむ風邪薬が様々な会社から発売されました。
第一製薬 メディエード
今や、メディエイドってサポーターのブランドだし、そもそもコンタックメディエイドっていう名前で、第一製薬から発売ってところがまた時代を感じます。
ドリスタンは発売後数年程度は、ドラッグストアのかぜ売り場コーナーで大々的に陳列されていました。
それがいつの頃からか、目立たない陳列となり、2013年頃に廃盤となったようです。
そして今現在手に入るのが、パイロン溶かしてのむかぜ薬です。
パイロン溶かしてのむかぜ薬 処方
- アセトアミノフェン900mg
- d-クロルフェニラミンマレイン酸塩3.5mg
- ジヒドロコデインリン酸塩24mg
- dl-メチルエフェドリン塩酸塩60mg
- 無水カフェイン75mg
- アスコルビン酸(ビタミンC) 500mg
- カンゾウ乾燥エキス70mg
ドリスタンと比較すると、咳止め効果はパイロン溶かしてのむかぜ薬のほうがよさそうです。
ドリスタン 処方
- アセトアミノフェン900mg
- 臭化水素酸デキストロメトルファン48mg
- グアヤコールスルホン酸カリウム 250mg
- マレイン酸クロルフェニラミン 7.5mg
- ビタミンC 500mg
パイロン溶かしてのむかぜ薬にはdl-メチルエフェドリン塩酸塩が含まれているため、高血圧や心臓病などの人はドリスタンよりも注意が必要です。
いずれにしても、今手に入るのがパイロン溶かして飲む風邪薬ですので、溶かしてのむかぜ薬が飲みたくなったら(嗜好品じゃないけど) これが選択肢になります。
薬剤師や登録販売者で仕入れの権限があれば取り扱ってみるのも面白いかもしれませんね。
40代以上の世代などが、懐かしんで買っていくかもしれません(笑)
ここまで調べたのですが、このパイロン溶かして飲む風邪薬も製造終了みたいでした(笑)
歴史は繰り返すというので、そろそろどこかのメーカーがテレビCMなどで仕掛けてくるかもしれません。
ぜひその時は、コルゲンコーワIB錠TXαのようなイブプロフェンやトラネキサム酸の配合された効き目の鋭い処方で復活すると面白いと思います。