鼻詰まりや違和感で、点鼻薬が手放せない人におすすめ
(Amazonのリンクなどで、成分や用法など詳細が確認できます)
それは、薬物間相互作用のリスクがほとんどないからです。
それでは詳しく解説しましょう。
ドライノーズスプレーの成分
- 塩化ナトリウム
- 塩化ベンザルコニウム(保存剤)
- 精製水
ドライノーズスプレーには、併用不可の薬はありません。
【ドライノーズスプレー】懸念される副作用
ドライノーズスプレーは、保存料に塩化ベンザルコニウムが含まれています。
塩化ベンザルコニウムにアレルギーがなければ、副作用の心配はありません。
塩化ベンザルコニウムは目薬以外にも、日常的に接する殺菌成分です。
アレルギーがある人は、自分で知っているか、【保存料にアレルギーがある】と言ってくれると思います。
念のため確認すればいいでしょう。
ドライノーズスプレー:期待される効果
成分が食塩水なので、劇的な効果を狙ったものではありません。
添付文書では
- 閉めきったオフィス・マンション・ホテル・飛行機・新幹線内での鼻の中の乾燥感の洗浄
- 鼻の中のムズムズ感の洗浄
- 鼻水がカサブタ状に固まる前の洗浄
- 鼻に入った花粉や水泳後の鼻の中の洗浄
となっています。
ドライノーズスプレーがお勧めな人
鼻の中がつねにムズムズするという人で、点鼻薬を多用している人が時々います。
点鼻薬は、鼻づまりに一時的に使用する分には良いのですが、漫然使用はNGです。
一般的な点鼻薬の注意点
- 点鼻薬は、血管収縮剤が配合されています。(ナファゾリン・テトラヒドロゾリン など)
- 血管収縮剤は、漫然と使用すると「慣れ」が生じて効かなくなる。
- 慢性的に粘膜が腫れた状態になってしまう。
- 血圧を上昇させる。
点鼻薬には上記の恐れがあります。
鼻のムズムズだけで、点鼻薬を漫然と使用することはやめてもらわなくてはなりません。
鼻がムズムズしたときには、ドライノーズスプレーを使用するように勧めてみましょう。
ドライノーズスプレーは、鼻の中にかさぶたができていると相談に来る人にもおすすめです。
こんな相談、ありませんか?
鼻血が出て、ひどくただれている人は一度耳鼻科をお勧めします。
- ドライノーズスプレーで、鼻腔内の保湿をする
- かさぶたを取らず、さわらない
この2点を守ってもらって改善するか見てもらいましょう。
それで治らないなら、耳鼻科受診という判断にします。
ドライノーズスプレーは、薬物間相互作用を気にせずお勧めできる
妊娠中・授乳中でもOK
お子さまもOK
どのような薬を使用していても、持病があっても使用できるものを知っていると、いざというとき対応に困りません。
ドライノーズスプレーの使い方
- 鼻がムズムズすると感じたら使用します。
- 1日何回使用してもOKです。
- ノズルの先端を鼻の中に入れ、容器を手ではさむように押して噴霧します。
- 噴霧後はかるく鼻をかみます。
噴霧時に鼻の穴の中で指の力をゆるめると、鼻水がノズルから逆流するので注意!
そのため、鼻の外に出した後に指の力をゆるめましょう。
点鼻薬がクセになってしまっている人は、そのうち何回かをドライノーズスプレーに置き換える。
そうして、点鼻薬を減らしていく方法を提案しましょう。
そんな人にもオススメできるのね
何も使えるものがありませんという対応よりも、最大限できることを提案していくことも、薬剤師、登録販売者には必要です。
ドライノーズスプレーの登場機会はそれ程ないかもしれません。
ですが、ぜひあたまの片隅に入れておきましょう。
時々役に立ちますよ!
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