・プロモーションを含みます
はじめに
最近また、氷河期世代の不遇な状況がメディアで取り上げられることが増えてきました。
でも・・・。
本当に、それだけの世代だったのでしょうか?
この記事では、
「氷河期世代がどんな時代を生きたのか」
「なぜ今、また注目されているのか」
ツッコミと本音を交えながら、あの時代のリアルを振り返っていきます。
氷河期世代とは?【ざっくりおさらい】
1990年のバブル崩壊を境に、日本は大不況に突入。
それまで大量採用していた企業は一転して採用を絞り、運悪くそこに第2次ベビーブーム世代が就活時期を迎えてしまいました。
【氷河期世代=1993年~2004年ごろに新卒就活した人たち】
ブラック企業が急増
派遣・非正規雇用が当たり前に
希望しても正社員になれない
そんな時代を生きたのが、氷河期世代です。
📝 思い出エピソード
マクドナルドでバイトしてた友人が、
「今度入った新入社員、慶應卒らしいぞ!」
と話してたのを思い出します。
不況に強い薬剤師業界にいた人や、ドラッグストア希望で就職した人は、あまり実感がなかったかもしれません。
でも、会社の外に目を向ければ、氷河期のリアルはそこかしこにありました。
【実録】氷河期世代あるある
何とか就職しても、その先は前途多難な時代。
学生時代は受験地獄、卒業したら就職難。
ほんと、詰んでました。
氷河期世代は、実はマーケティングのど真ん中にいた
でも――ここで少し違う視点を。
氷河期世代、無駄に人口が多いです。
大量生産された私たち(苦笑)。
当然、「人が多い=金が動く」ということで、子どもの頃からマーケティングの中心にいました。
小学生時代:アニメがゴールデンタイムに溢れていた
朝:学校行く前にアニメ再放送
夕方:学校から帰ったらまたアニメ
夜:7時から8時はゴールデンタイムで裏番組もアニメだらけ
さらに、土曜夜は「ひょうきん族」や「ドリフ」で家族で大笑い。
月曜日にはみんなで学校で真似して怒られたりしたもんです。
テレビが、完全に子どものために回っていた時代です。
夏休みなんて、朝から晩までアニメ再放送祭り。
平日も、
【藤子不二雄ワイド】【パオパオチャンネル】みたいなキッズ向けが夕方からゴールデンタイムに堂々と編成されてました。
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本屋に行けば、ジャンプ サンデー、マガジン、コロコロ、ボンボンなどや、その増刊号などが平台に山積みでした。
そして、その中で日本が誇るアニメコンテンツが開花しました。
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中高生時代:J-POP黄金期とガラケー文化
ミリオンセラーCDが連発
カラオケBOXが爆増
ファッション誌が売れに売れ
プリクラブーム到来
そしてガラケーが世界一進化
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📝 留学した友人エピソード
海外でNokia携帯を見た友人が、
「日本の携帯、マジで見せてやりたかった!」
と語ってました。
写メ、着メロ、待ち受け画面カスタム・・・
全部、当時の氷河期世代をターゲットにして生まれた文化です。
そして社会人になったら、地獄が待っていた
楽しかった学生時代とは打って変わり、社会人デビューした途端、氷河期の荒波。
就職したらブラック企業
運よく正社員でも給料激安
夢の?正社員から派遣へ転落
そして気づけば30代になり、「自己責任」の名のもとに社会の片隅へ追いやられる……。
でも、ここからが本番だ
そろそろ、氷河期世代も50歳に差し掛かりました。
そして、見えてきたものがあります。
それは・・・。
選挙マーケティングの中心が、氷河期世代に移る未来。
氷河期世代=次の巨大な票田
今は団塊世代向け施策(年金、医療、介護)が厚いですが、あと10年、20年すれば団塊世代は減少。
次に政治家たちが票を取りに来るのは、間違いなく、氷河期世代です。
現に、オールドメディアも論調を変えています。
かつて:「氷河期世代?自己責任だろ」
今:「氷河期世代?可哀想な不遇世代だよね…」
手のひら返し、始まってます。
未来予測
高校無償化→氷河期世代の子供向け
将来は年金・医療も氷河期世代向けに厚くなる
そう、氷河期世代に厚くせざるを得ない時代が来るんです。
最後に
もちろん、そのツケは次の世代に回るでしょう。
でも、
「そんなの自己責任でしょっ」
って言われ続けた世代です。
最後くらい、少しぐらい報われても、バチは当たらないでしょう?
この先、世界の仕組みが大きく揺らぐかもしれません。
でも願わくば氷河期世代が最後に少しだけ報われる未来が、来ますように。
氷河期世代が、消費して、年金も医療もたっぷり使い切って、そのあとにはぺんぺん草も生えない。

「自己責任」と言われ続けた世代が、最後に日本を自己消費していく。
そんな時代が、もうすぐそこだ。
参考
こちらの方が、Xで分かりやすく解説してくれています。
世代色分けで出生数関連の作図してみた。恐ろしい図になってしまった。若者人口で氷河期世代に対応の第2のピークらしき山はあったけどそれ以上に晩婚化がパンチ効かせてる。若者人口の急激な減少が今後刺して来ることが改めて予見される。どうすんだコレ?
図を改変しなければ無断引用歓迎。 pic.twitter.com/EBtFY8q5s6— 小坂純一(気象予報士/個人開発アプリ850万DL) (@kosajun1) February 2, 2025