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「……え? イブだけでこんなに種類あるの?」
薬局の棚の前で、あなたはしばし固まる。
青い箱、ピンクの箱、ちょっとゴールド感ある箱。EX? クイック? DX??
なんか強そうな名前ばっかりで、逆に怖い。
いや、待って。
こっちはただ頭が痛いだけなんですけど。
選び疲れてさらに頭が痛くなってくるやつ。
「とりあえずイブにしとくか〜」と思って来たのに、イブにも派閥があるなんて聞いてない。
EXって何の略?
クイックって、どのくらいクイックなの?
スリーショットって、まさか3回撃たれるやつ?(違います)
この記事では、そんな“イブ迷子”のみなさんに向けて、
薬剤師が「どう選べばいいか」「どれが無難なのか」を丁寧にお伝えしていきます。
とりあえず効けば何でもいい、でもできれば安心して選びたい。
そんなあなたに、処方では教えてくれない「本音の選び方」、お教えします。
特に重要なのが、眠気を引き起こす「鎮静成分」の有無と、依存のリスク。
結論から言えば――
「どうしていいかわからなければ、スリーショット一択」でOKです。
■ まず押さえておきたい:イブシリーズの違いって何?

これが、イブシリーズ 1日最大量をまとめた表です。

エスエス製薬の「イブ」は、頭痛・生理痛・肩こり痛に対応する市販の解熱鎮痛薬シリーズです。
主成分はどれもイブプロフェンですが、製品ごとに補助成分(特に鎮静成分)が異なります。
● アリルイソプロピルアセチル尿素(鎮静成分)配合タイプ
製品名 | 特徴・成分 |
---|---|
イブA錠/イブA錠EX | 鎮静成分あり。眠くなる可能性。精神的な不安もやわらげる設計。 |
イブクイック頭痛薬 | 鎮静成分+胃を守る成分。スピード重視型。 |
イブクイック頭痛薬DX | 鎮静成分+高用量イブプロフェン。つらい頭痛向け。 |
● 鎮静成分なしタイプ
製品名 | 特徴 |
---|---|
イブスリーショットプレミアム | アリルイソプロピルアセチル尿素なし。眠気なし。胃にもやさしい。 |
→ 成分:イブプロフェン+アセトアミノフェン+酸化マグネシウム |
■ イブはなぜスリーショット一択なのか?
「どれがいいか迷う…」という人にはスリーショットプレミアムがもっとも安心。
眠くなる成分なし → 仕事・運転・勉強にも支障なし
依存性のある成分なし → 連用のリスクが低い
W鎮痛成分+胃保護成分 → 痛み止めとしても性能バランスが良い
つまり、「どんな人にも勧めやすく、失敗しにくい薬」と言えます。
■ 「スリーショットは効かないけど他のは効く」…それってちょっと注意
「イブクイックじゃないと効かない」
「ナロンエースやセデスGハイのほうが効く気がする」
→ そんな方が無意識に頼っているのが“鎮静成分”による落ち着き効果かもしれません。
■ 「スリーショットは効かないけど他のは効く」…それってちょっと注意
「イブクイックじゃないと効かない」
「ナロンエースやセデスハイGのほうが効く気がする」
→ そんな方が無意識に頼っているのが“鎮静成分”による落ち着き効果かもしれません。
● 鎮静成分入り頭痛薬の例
ナロンエース(第一三共)
セデスハイG(塩野義製薬)
SG顆粒(病院の処方薬)
これらにはアリルイソプロピルアセチル尿素が含まれています。
■ この鎮静成分、海外では使われていない?
アリルイソプロピルアセチル尿素は、日本や韓国など一部の国では今も市販薬に使われていますが、欧米やオーストラリアなどの多くの国では使用されていません。
使用されていない理由:眠気や血液障害など副作用の懸念があるため
医療用ではすでに使われておらず、市販薬でも見かけない国が多いです
日本では規制はありませんが、依存的な使い方は避けるべき成分と言えるでしょう。
■ 鎮静成分なしで“最強クラス”の選択肢 → ロキソニンS
「眠くならない+強く効く」
この条件を満たすのがロキソニンSです。
ロキソプロフェンナトリウム配合(医療用と同成分)
鎮静成分なし
痛みそのものに対してしっかり効く
ただし胃に負担があるため、食後の服用が推奨されます。
■ まとめ:頭痛薬も成分を見て選ぶ時代です
イブシリーズで迷ったらスリーショットプレミアムでOK
これじゃないと効かない!という頭痛薬がある方は、鎮静成分(〇〇尿素)が入っているかも(連用厳禁)
鎮静成分なしでしっかり効かせたいなら、ロキソニンSも選択肢に
痛みが続くようなら市販薬に頼りすぎず、病院へ
「“眠くなる成分が入ってるほうが効く気がする”」
それ、ほんとに“痛み”のせいですか?
市販薬選びも“中身”で選ぶ時代。
あなたにとっての“ちょうどいい痛み止め”が見つかる参考になれば幸いです。