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年収を挙げるためには、売上、利益が上昇トレンドの薬局に身を置くべきだという記事を以前書きました。
業績のいいドラッグストアはどこか?業績UP傾向→年収UP傾向
じゃあ、その上昇トレンドの薬局で働くって大変なのだろうか?
もしくは、転職経験がなく、今じぶんが働いている薬局って上昇トレンドなのかどうかいまいちわからない・・・
そんな疑問に、お答えします。
上昇トレンドの薬局は、売上・利益ともに上昇傾向
当たり前のことですが、上昇トレンドということは、売上、利益ともに上昇している薬局が上昇トレンドの薬局です。
時々、人員削減、経費削減などで利益が伸びているから上昇傾向と勘違いするケースがありますが、それは違います。
経費コントロールは重要ですが、少しのアソビもないくらい人員を削減して「利益出た!」というやり方は下降トレンドの入り口なので要注意です。
後でぺんぺん草も生えない悲惨な状況になり衰退していきます。
下降トレンドの薬局については、別記事で解説する予定です。
上昇トレンドとは、売上・利益が年々増加しているのですから、年々処方箋枚数が増えていく必要があります。
- 新規クリニックオープン
- 大病院の院外処方開始
- 競合薬局の閉局
- 新しい道路が開通し、人の流れが向いた
- チェーン薬局などで、新たに開発したビジネスモデルが当たった
などなど、管理薬剤師含め、薬局だけの力ではどうにもならない追い風が必要となります。
最後の⑤ビジネスモデルの開発以外はほとんど運任せだということがわかります。
新たなビジネスモデルとは、例えば
- 地域の透析患者を牛耳る医療法人と提携
- 地域の在宅を牛耳る医療法人と連携
- エリアドミナントに成功し競合薬局を撤退に追い込んだ
などでしょうか。
ビジネスモデルが成功して上昇トレンドをつかんだ薬局は、当然処方箋枚数も増加傾向で、会社全体がイケイケな雰囲気になります。
上昇トレンドの薬局の様子
上昇トレンドの薬局では、処方箋増加に伴って発生する様々な問題があります。
その問題解決方法が、まさに上昇トレンド的なので、例を挙げて解説します。
たとえば、
- 音声入力機器を導入しよう
- テンプレートで入力できる薬歴を導入しよう
- それでも終わらないなら、残業もしょうがないね。(何時間残業になろうが、本部は何も言わない)
- 中途の薬剤師を募集
- 調剤事務を募集
「募集してもなかなか人が集まらなくてさ~~」がマネージャーからよく聞かれます。
自動分包機、軟膏ねり機、最新レセコン、番号表示、待合室ドリンクバーなどなど・・・
金にものを言わせて投資、投資、投資
備品類は、
業務改善に効果的な備品は、領収書もらって買ってきてOK
不足薬は、
小分けで買いに行くのに、事務員がとられてしまうので追加で事務員採用
閉局後、残業してでも患者さんに届けることも、残業代については会社からの指摘はまずありません。
薬剤師の研修会など
薬剤師会の定例会は、勤務扱いでしっかり参加して横のつながり作っておいて!
学会の交通費などは会社で出すから、積極的に参加してね。
参考書籍などは、領収書もらって買ってきてOK、勉強するんだから会社のためだしね。
研修を兼ねて飲み会も会社全額負担なので、積極的に参加してね。
上昇トレンドの薬局の雰囲気を感じていただけましたでしょうか?
こんな雰囲気でしょうか。
これがイケイケの薬局の雰囲気です。
仕事量も増えますが、当然残業も多くなるので給料も増えます。
残業で人件費が増えても、それを打ち消すくらいに会社の利益が上昇トレンドに乗れば、ボーナスや昇給も見込めます。
さいごに
ざっと読んだだけで、上昇トレンドのイケイケな雰囲気が伝わってきたと思います。
会社とともに自分自身も上昇トレンドに乗りたい!という人にはもってこいの環境ですが、一方、ゆる~く働きたい人には少々しんどいかもしれません。
実際僕も、このような環境は数年でおなか一杯になりました。
その代わりに、車とバイクと、株の投資資金をゲットできました。
もし、いまあなたが上昇トレンドの薬局に勤務しておらず、
「このままじゃ薬剤師人生いけない」
と思うなら、上昇トレンドの薬局を探し始めてもいいんじゃないかなと思います。
しかしながら、名だたる大手薬局、調剤薬局チェーンは業績上昇トレンドのところが非常に少ないです。
非上場企業で、中小規模の薬局を、時間をかけて丁寧に探していくことが、上昇トレンドの薬局を見つけるポイントのように思えます。