ケアマネ試験

2021ケアマネ試験⑮ 支給限度基準額について

こんにちは。薬剤師&ケアマネ卵&ブロガーのゆるやく
です。

諸事情あって、毎年ケアマネ勉強を忘れない程度にやっている変わり者です。

支給限度基準額とは

区分支給限度基準額

要介護度に応じて、月間何単位まで保険が使えるか決まっている
大体5000単位ごとに上がっていくイメージ ザックリ
要支援1は5000単位(5万円分の介護)
要支援2は10000単位(10万円分の介護)
要介護1は15000単位(15万円分の介護)
要介護2は20000単位(20万円分の介護)
要介護3は25000単位(25万円分の介護)
要介護4は30000単位(30万円分の介護)
要介護5は35000単位(35万円分の介護)

多分正確な数字は覚えている人いないし、覚えても試験に出ない

大体の金額は、知っておくと、目安にはなる。

要介護2ってことは、大体月10万円くらいまで使えますね~
とか言えると、ケアマネっぽいから
  • 月の途中で要介護度が上がった場合は、その月は重い方が適用される。
  • 月の途中で認定されても、まるっと1か月分適用

 

支給限度基準額を使い切らなくても、残った分は次の月に繰り越せない
(ギガじゃないんだから、繰り越せない。これ結構試験でます)

ギガじゃない

 

上乗せサービスというものがある。

市町村の判断で、区分支給限度基準額に上乗せすることができる

 

横出しサービス(市町村特別給付)は、本来出ないおむつ代を給付するなどです
これと区別しときましょう

 

区分支給限度基準額が設定されていない主なサービス

  1. 居宅療養管理指導(医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士)
  2. 居宅介護支援(ケアマネジメント作成)
  3. 特定施設入居者生活介護(ここで、全部一通の介護完結)
  4. 認知症対応型共同生活介護(認グル ここで一通りの介護完結)
  5. 施設サービス(介護保険施設のこと:特養、老健、療養型、介護医療院 ここで一通りの介護完結)

(注)介護予防とつくものも含まれる

区分支給限度基準額が設定されないものの覚え方としては、一通りの介護が完結するものは、パック料金みたいに決まっちゃうので区分支給限度基準額で管理しなくてもいい

しかし、家で訪問看護やら訪問入浴、デーサービス、デーケアなど好き放題選択すると、歯止めが利かなくなるので、区分支給限度基準額で上限を決めて、超えた分は全額自費だよ!としている。

そうはいっても、居宅療養管理指導や、ケアプラン作成は他と重ならず、必要なのに受けれないと問題だから、区分支給限度基準額から省いています

テキスト全体を勉強してサービスの内容を理解してから、2周目で復習すると頭に入りやすいです
いまは全部覚えてなくても、あとで覚えればOK

福祉用具購入・住宅改修のとき

福祉用具購入費支給限度基準額は、年1回10万円

購入は、入浴、排せつなどで使用するものが多い(レンタルが嫌なモノ)

(軽急ロジネットより)

他人が使ったポータブルトイレのレンタルとかありえないし・・・
だから、貸与ではなく販売なんです。
  • ただ、消耗品とかは(洗浄液など)保険で一切出ないので自分で買う
  • 同じものは、1年に1回までだが、破損がひどければ市町村判断で2回目もOK

福祉用具貸与の、試験で出る引っ掛け

福祉用具は原則償還払いなので、【特例福祉用具購入費】はこの世に存在しない
(特例とは、現物支給できない場合に償還払いするサービスだから)

福祉用具貸与(介護ベッドとか、杖とか車いすとか、とても買えない高いもの)は、先ほどの【区分支給限度基準額】内で、レンタル代を他の介護サービス費と合わせて負担する

要介護度関係なく10万円(介護予防福祉用具貸与も10万円でも、自動排泄処理器とか、介護度とみあってないものはそもそも支給されない

 

住宅改修費支給限度基準額

金額は20万円で、居住する同じ家につき、1回まで

転居したら、また20万円までOK

 

3段階以上要介護度があがったら、もう一回20万円までOK
(3段階リセットと呼ぼう)

 

住宅改修の、試験で出る引っ掛け

住宅改修費支給限度基準額も、償還払いが基本なので【特例住宅改修費】は存在しない

昔は要介護1だけだったのを、要支援2と要介護1へ細分化しました。

だから、要支援2と要介護1は同じと考え、3段階リセットでは同じ段階としてカウントする

最初の認定は要介護2までにしておけば、次に要介護5になったときにもう一回住宅改修できる。

今後急激に悪化しそうな人は、場合によっては要介護2でいったんとどめた方がよい?

種類支給限度基準額とは

人気のサービスは、市町村によっては足りなくなってしまうことがある

そんな時は、市町村の判断で、特定のサービスは区分支給限度基準額以下に制限して、
みんなに行き渡らせるようにすることができる。

お1人様〇〇点限り→種類支給限度基準額

 

試験で出る

区分支給限度基準額を超える種類支給限度基準額というもの存在しない

最後に

ここも、引っ掛け問題の聖地ですが、引っ掛けのパターン決まっているのでそれを覚えておきましょう!