第24回ケアマネ試験(2021年)で判明 間違えやすい問題の正体
こちらより、ケアマネ試験において忘れやすく、間違いやすい分野の傾向がわかりました。
忘れやすく、注意が必要な分野の学習に役立てるためにご活用ください。
以下は、試験勉強をした後、約半年くらいノー勉強で忘却させたうえで問題をやってみて間違った問題の解説となります。
この問題は、記憶が曖昧でも正答できる問題です。
曖昧な記憶でも正答を導く方法を解説します。
問題15
介護サービス情報の公表制度における居宅介護支援に関わる公表項目として正しいものはどれか。3つ選べ。
- サービス担当者会議の開催等の状況
- 入退院にあたっての支援のための取り組みの状況
- ターミナルケアの質の確保のための取り組みの状況
- 利用者のプライバシーの保護のための取り組みの状況
- 身体的拘束等の排除のための取り組みの状況
正解は
1 サービス担当者会議の開催等の状況
2 入退院にあたっての支援のための取り組みの状況
4 利用者のプライバシーの保護のための取り組みの状況
この問題は、介護サービス情報の公表についての問題です。
大幅にはしょった解説は↓
模範解答などで、介護サービス情報の公表についての解説を見ると非常に長く、その中にターミナルケアや身体的拘束の排除のための取り組みは含まれていないため、3番と5番が除外という解説になると思います。
実際そこまで思えていなくても解答できます。
まず、問題が居宅介護支援における介護サービス情報の公表という点がポイントです。
居宅介護支援は、ケアマネがケアプランを作ることです。
そうすると、
サービス担当者会議や、入退院にあたっての支援、プライバシーの保護は必須だと思います。
一方、ターミナルケアは、医師や看護師等とも共同で取り組むもので、居宅介護支援の業務に関わるといえども、【質の確保】までいうと、その比重が少ないと感じます。
身体的拘束も、限られた施設で限られた医師のみが限られた状況で許される行為です。
居宅介護支援においては、身体的拘束はちょっと違うと感じると思います。
こんな感じで、
3 ターミナルケアの質の確保のための取り組みの状況
5 身体的拘束等の排除のための取り組みの状況
3番と5番が間違いで除外できます。
その結果、
1 サービス担当者会議の開催等の状況
2 入退院にあたっての支援のための取り組みの状況
4 利用者のプライバシーの保護のための取り組みの状況
が残ります。
ケアマネ試験は、いろんな分野の内容を完璧ではなくても有機的につなげて覚えることで正解を導ける事が多いです。
そのためにも、ちょっと面倒でも勉強していて以前勉強したことを忘れているようならそこに立ちかえって復習しながら勉強することが効率的です。