こんにちは。薬剤師&ケアマネ卵&ブロガーのゆるやく
です。
諸事情あって、毎年ケアマネ勉強を忘れない程度にやっている変わり者です。
今の技術は進んでいて、一昔前は入院してやるようなイメージのものも、自宅に居ながら出来るようになっています。
在宅自己注射
インスリンの自己注射は、このようなモノです。
- 自己注射なので、自分か家族がやる。(介護職はやらなくていい)
- 器具自体は、注射する場所(腹部など)にあてて。ぱちってやるだけなので簡単
- 病気などで(シックデー)食事が少ないと低血糖になる可能性があるので注意
- 食事をとってないからと言って勝手に注射を止めず医師の指示に従う
インスリン注射を、本人・家族以外でできるのは医療職のみ
悪性腫瘍(ガン)痛み止め麻薬
今は、麻薬も自宅で痛み止めとして使います。
麻薬というと、一般家庭になんか存在しなそうです。
でも、末期がんの痛みに対して、自宅で使用する麻薬は普通に処方されます。
- 飲み薬、貼り薬、座薬、舌下錠、バッカル錠、注射薬などがある
- 自動注入ポンプで継続的に注入してコントロールすることもできる
- 自動注入機器は、トラブル発生時の連絡先、対応方法確認しておく
引っ掛け問題として
自動注入器がトラブルの際は、修理方法などを把握しておく
みたいなのがあります。→×
機械なので素人はいじちゃダメ! 専門業者に連絡して対応してもらう。
引っ掛け問題
麻薬は医療施設のみで入院して使用されている→×
人工透析
2種類あります。
【血液透析】 シャント造設
いわゆる普通の【血液透析】は、医療機関に
週2~3回通院して、4~5時間で透析します。
水分、塩分、カリウム、リンの取りすぎに注意
(透析の人は食事、水分に制限アリ)
体の血液をいったん外に出してろ過して戻すので、そのコネクター的な
【シャント】というものを手首に増設する。
- シャント側の手は圧迫しない
- 血圧を測る時も、シャントが無い方の手で測る
【腹膜透析】お手軽な透析
腹膜透析しながら普通に日常生活を送っている人も多いです。
在宅中心静脈栄養
完全皮下埋め込み式
鎖骨のあたりにポートという、コネクター的なモノを造設
そこにつないで、直接血管に栄養を送る。
入浴もでき、日常生活の制限が少ない
体外式カテーテルの従来型、埋め込み型ともに入浴はできるが、特別な配慮は必要なので
医師に確認する。
在宅経管栄養 2タイプあります
経鼻胃管:鼻から管を入れるタイプ
経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG):おなかに穴をあけて、カテーテルを取り付ける
- カテーテルが抜けたらすぐ医師へ報告
- カテーテルは少し回るくらいに遊びが必要
- 入浴もできる
- 注入時は上半身を30度くらい起こす(あたりまえか・・・)
在宅酸素療法(HOT)
- 酸素流量は、医師の指示以上に上げてはいけない
- パルスオキシメーターで血中酸素をモニタリング
- 2m以内火気厳禁
- 外出・旅行もできる
在宅人工呼吸療法
のどを切って装着するタイプと、切らないタイプがある。
invasive→invader インベーダー(侵略者)ど同じ語源
ノンインベーダータイプと、インベーダータイプと覚える
NPPV:N(Non invasive) 切らないタイプ
IPPV:I(Invasive) 切って侵襲するタイプ
引っ掛け問題として
「機器のトラブルの際は、修理方法などを把握しておく」
みたいなのがあります。→×
機械なので素人はいじちゃダメ! 専門業者に連絡して対応してもらう。
喀痰吸引
たんの吸引と言っても
口腔内・鼻腔内・気管吸引とある。
以前、介護職がたんの吸引ができないことが問題となっていました。
たんの吸引ぐらい誰でも出来んじゃね?と思っていたけど、
気管カニューレの吸引となればやっぱり話は別なんだと思う。
たんの吸引時は、体位を変える、体位ドレナージをする
たんの吸引器は、介護保険の対象とはならない。
痰吸引器 アモレsu1 w d h
ストーマ
- 回腸ストーマ:刺激のある排泄物で、皮膚があれやすい
- 結腸ストーマ:ふつう
- 尿路ストーマ:尿のタイプ
入浴可能だが確認必要
食事制限も特にない
ストーマパウチは、介護職が交換することもある
ストーマ有効径14-
バルーンカテーテル・在宅自己導尿
バルーンカテーテル、自己導尿は
十分に尿を出すことができない人のためのもの
バルーンカテーテル
- 尿道からカテーテルを入れて、膀胱内でバルーンを膨らませて
ストッパーにして固定 - 畜尿バッグは、膀胱より低い位置
- 感染症に注意
先っぽの丸い部分を膀胱に入れてから膨らませてストッパーにする
バルーンカテーテル
自己導尿
最後に
- ほどんどのものが在宅でに日常生活を送れるということがポイント
- 入浴などに一部配慮が必要
- 機器のコントロールは医師の指示
- トラブルは専門業者
(画像は参考です)
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