こんにちは。薬剤師&ケアマネ卵&ブロガーのゆるやく
です。
諸事情あって、毎年ケアマネ勉強を忘れない程度にやっている変わり者です。
言わずとも予想はつきますよね
コロナの一件で、感染症対策は当然問題に盛り込まれるはずです。
不幸にも、世の中すべてにスタンダード・プリコーションが浸透
今回ばかりは、清潔過ぎはかえって良くない論者もなりを潜めてます。
感染症対策といえばスタンダード・プリコーション
人間すべて、あらゆるものが感染源と考えて感染予防すること
手指衛生、個人防護具などが重要
手袋していても、外した後も手指衛生が必要
感染症対策の消毒薬
強力な消毒薬
次亜塩素酸ナトリウム(ハイターとかです。)
強力だけど、脱色したり金属が錆びたり、体に直接やるとただれたりします。
そのため使える場所が限られます。
ノロウイルスの嘔吐にもOK
広く使える消毒薬
消毒用エタノール
次亜塩素酸みたいに刺激が無いから、いろんなところへ使いやすい。
ノロウイルスには効果なし
インフルエンザウイルス、コロナウイルスには効果がある
感染の原因別に対策も違う件
- ノロウイルスは症状が治まっても利用者の便などにウイルスが排出されているので注意
- MRSAは、抗生物質の効かない菌
MRSAは
感染すると怖いが、感染者と保菌者の区別が問題で出る。
感染者は隔離だが、保菌者は隔離不要です!!
感染経路と予防策
空気感染は、結核とか、限られたものだけです
空気感染するものは、非常に感染力が強い。
結核・麻疹・水痘などは空気感染するので高機能マスクが必要。
接触が無くても感染するのですが、次の飛沫感染としっかり区別しましょう。
飛沫感染
飛び散った唾などの飛沫にウイルスや菌がいて、それを吸い込んだりして感染します。
菌そのものが空気中を漂うのではなく、飛沫の中に潜んでいる点が空気感染との違いです。
インフルエンザやノロウイルス
新型コロナも、これと言われている
普通のマスクを使用
接触感染
ドアノブや手指を介して感染
ノロウイルス、腸管出血性大腸菌など
新型コロナは接触感染も考えられる
手指衛生を実施
血液感染
B型肝炎 C型肝炎
注射器の使いまわしや、不衛生な入れ墨など
肝炎の有無が差別につながるというのは、入れ墨や注射器などで感染するケースがあるからかもしれません。
このような個人情報は、厳重に管理する必要があります。
感染症に対する予防接種
- 高齢者には、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンが推奨
同時接種もOK - COPD(慢性閉塞性肺疾患)とかでも、肺炎球菌ワクチンは推奨される
- 肺炎球菌ワクチンの効果は5年間だが、定期接種は1回切り(一生涯に1回だけ)
でも、再接種する場合は5年以上開ける
感染症の試験問題で注意する点
- 肺炎球菌は5年ごとの定期接種である→×
5年に1回 定期接種は生涯で1回だけ - ノロウイルスはアルコール消毒→×
次亜塩素酸ナトリウム消毒 - インフルエンザは空気感染→×
マスクをするから一瞬空気感染に見せかけて、飛沫感染
空気感染は、飛沫じゃなくっても感染する結核みたいな怖い奴です。 - MRSA検査が陽性な人は隔離が必要→×
陽性や保菌者だけなら隔離不要
発症したら隔離です
最後に
今年の試験の頃は、コロナウイルスはどうなっているのでしょうか。
2~3年したら、そんなのもあったねと言われるように戻れるかな。
日本の老人施設でのコロナの死亡率は海外と比較しても低いようです。
常日頃の、スタンダード・プリコーションが奏功しています。
あとは、とにかくワクチンですね。
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