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門前薬局あるある?(ないない!)~「なあなあルール」が他院処方で事故るまで

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1. 「門前薬局」って、なんか病院と一心同体じゃない?

街の小さなクリニックの目の前に、ぽつんとある薬局。

あれ、ほぼ「専属薬局」みたいに見えますよね?

でも実は、処方箋は全国どこの薬局でも使える

「ここで薬もらってね!」って言われたわけじゃない。

…ハズなんです。建前上は。

でも、建物の配置が絶妙すぎて、つい隣に入っちゃう。

人間、物理的距離には抗えない。

2. そして発生する、「なあなあルール」

門前薬局でも、稀に見かけることがあります。

「湿布ほしい? あーいいよいいよ、後で先生に言っとくから!」

「薬余ってる? じゃあこっちで日数減らしとくね!」

……って、もし見かけたら、

ポケモンの色違いくらいレアです。

でも、ラッキーじゃなくて、めちゃくちゃヤバいやつです。

正式な手順書でもなんでもなく、

ただ「今までこれで問題なかったから」という謎の安心感だけで回ってる。

3. じゃあなんで問題になるのか?

このなあなあ、本人たちにはもはや「正当な手続き」に見えてるんです。

「うちはこうやって回してきた!」っていう現場の歴史が染み付いてる。

つまり、違法行為を違法と認識してない。

で、

たまたま門前じゃない病院から処方箋を持ってきた患者にも

「湿布足しときますね」

「薬余ってる? 減らしとくわ」

やっちゃったんですね。

結果どうなるか?

医師ブチギレ案件発生。

「誰がそんな指示した!!」

「勝手に処方内容変えるな!!」

ってX(旧Twitter)で晒されるわけです。

4. ほんとにあったこわい話

実際に、SNSではこんな報告があふれてます。

  • 「薬局が勝手に湿布追加してた」

  • 「日数勝手に短くされて、患者トラブルになった」

  • 「ジェネリックから先発に戻して勝手に出した」

これ、マジで免許危ないレベルです。

薬機法違反、保険請求違反、医師からの信用も崩壊。

もはや「なあなあ」じゃ済まされない。

5. まとめ:門前の常識は、世間の非常識

門前薬局は、クリニックと空気感が一体化してるから、現場だけの「やりやすさ」で回してることがある。

でも、それはあくまでその門前医院限定の話。

一歩外に出たら――

その「なあなあ」は、ただの違反行為です。

薬剤師が守るべきは、あくまで処方箋と法令。

「今まで大丈夫だった」は、免罪符になりません。

患者のためにも、自分の免許のためにも。

なあなあは、あくまでその医院と薬局だけのローカルルール。

全国ルールじゃない。

この感覚、絶対に忘れちゃいけません。

※もちろん、こんななあなあ全開の門前薬局はレアケースです。

でも、ゼロじゃない。

「うちは大丈夫だよね?」って、今一度振り返るチャンスにしましょう。

【まとめの一言】

そもそも医師も、薬局の処方変更ルールを知らないことが多い。ほんの些細な変更でも、疑義照会が必要なケースが多すぎなのも問題ですが・・・

患者に言われたまま欲しがる薬を出す医院。

疑義の手間を省いて、医院となあなあになる薬局。

この二つが組んだ結果が、なあなあ文化です。

責任持って処方しない医院と、

それに便乗する薬局

本当の問題は、そこにある。

……あなたの薬局、こんな“なあなあルール”存在してませんか?

まあ、こんな門前薬局はレアですけど、存在はします。

もしあったら、ある意味異世界薬局。リアルファンタジーすぎるので、気をつけましょう。