病院やクリニックの受付で目にする「にんにく注射 やってます」
知り合いから、「風邪ひいたのでニンニク注射打ってきた!」
などなど、時々耳にする【にんにく注射】
なんだか、
ベテラン役者さんが、昼休みにやっていそう・・・。
庶民には手が届かない特別な疲労回復注射なのか・・・
にんにくをそのまま注射するわけないし、疲れに効く特別な成分をイメージした名前なのか・・・
そんな、古くて不思議なイメージがあるにんにく注射です。
とにかく疲れや風邪のときに良さそうなんですが、1回3000円くらいするし、針さして点滴もちょっと抵抗あるし、でも気になる・・・
そして、にんにく注射ってそんなに効くの?
今回は、そんな疑問にお答えします。
結論は、
にんにく注射は、栄養状態の良い普通の現代人にはほとんど効きません。
なぜか?
それは、にんにく注射の正体を知ればわかります。
にんにく注射の成分は、
アリナミンF注です。
アリナミンF(通称にんにく注射)発売元の武田薬品の回答では、注射しても口から錠剤を飲んでも、普通の人なら効果は同じということが分かりました。
にんにく注射は、ドラッグストアで売っているアリナミン錠と同じ
驚愕の事実が判明しました。
にんにく注射は、1回分で大体3000円くらいします。
にんにく注射1回の値段でアリナミンが1本買えてしまいます!
ということで、にんにく注射を検討している方には、まずアリナミン錠の飲み薬を試してみることをお勧めします。
ちなみに、アリナミンFの注射をなぜにんにく注射というようになったかは、諸説ありますが・・・
アリナミンFの成分はにんにくに近い匂いがします。
アリナミンFを注射すると、血流にのって鼻の粘膜付近にも成分が到達します。
そのときににんにくのにおいがするから、にんにく注射と言われるようになったとのことです。
そして、その古風なネーミングからも、成り立ちも古いと思われます。
大昔の日本人は今ほど栄養状態が良くなく、アリナミンFの主成分ビタミンB1が不足していたため、アリナミンFの注射で疲労が取れたのかもしれません。
にんにく注射を試す前に、アリナミンの錠剤を試してみることお勧めします。
自分でできるにんにく注射といえます。
発売元の武田薬品は、効果は同じと言ってますからね。
自分でできる
にんにく注射!
効くの?高いの?