・プロモーションを含みます
✨理想のキャリア、それは「医療モールで経験を積むこと」
薬剤師2年目の**さやかさん(27)**は、ちょっと意識高め。
「やっぱり成長できる環境って大事ですよね!」
そんな彼女が選んだのは──
耳鼻科・小児科・整形外科が並ぶ、都市型医療モールの門前薬局。
求人票にはこうあった。
✅ 年収650万円〜
✅ 各科に対応できるスキルアップ環境
✅ チームワーク◎の職場
「成長できて、しかも給料も高い。完璧やん!」
そう思っていた、初出勤の朝までは。
🧨午前の処方せん、200枚。そして午後は“戦場”
8:50 薬局到着
8:55 処方せんFAX10枚着信
9:00 開局
9:05 カウンター前に患者の行列(15人)
「え?なんかもう混んでません?」
事務さん「これ、朝はいつもです。今日は耳鼻科が予約多くて……」
午前中の処方せん枚数、約200枚
「昼休み?ああ、あれは都市伝説ですよ。
補充要員として一応“昼休み中”って言われてますけど…」
🧹薬局の風景、それは“薬のカオス”
シロップがこぼれて床がべとべと → モップ担当:さやか
粉薬が舞って調剤台がザラザラ → 掃除担当:さやか
軟膏ミックスが続いて、なぜかレセコンのマウスまでヌルヌル → 自分の手で掃除
「私、いま薬剤師というより清掃係寄りなのでは…?」
🧟 午後のピークは“ゾンビタイム”
午後イチから整形外科のリハビリ組、その後に小児科帰りの親子が波状攻撃。
泣く子、走る子、怒る親。
「さやかさん、吸入の説明お願いしまーす!」
「粉薬ダメって言い忘れたそうです」
「この患者さん、ジェネリック変更希望ですー!」
「点鼻薬の開け方がわからないって言ってます!」
1個1個はたいしたことなくても、それが全部まとめて攻めてくる。
🚽気づけば、トイレに行けたのは16:27
15時:小児科が地獄モードに突入(インフル集団)
16時:待合室の患者が玄関を飛び出すほど膨張
16:27:奇跡的にトイレタイム確保(全力疾走)
「自分が薬剤師というより、“人間自動調剤機”みたいに思えてくる…」
というつぶやきもむなしく、「調剤するのが薬剤師でしょ」と事務に言われ言い返せず・・・。
🧠 布団の中で聞こえたのは…
処方せん枚数:300枚前後
投薬対応件数:80件
計数調剤:数えてられるか むしろこれが休憩時間
クレーム処理:2件(「待たせすぎ」&「子供が泣いた」)
風呂でうなだれ、布団の中で目を閉じると・・・。
目を閉じ、一息つくも・・・
『ピーッ!』『シート詰まり』『分包エラー』という幻聴。
「寝てるのに、分包機がまだ私の中で回ってる…」
💬 さやかさんのつぶやき:
「成長できる環境はここにあった。でも、長く続けるにはキツいです。」
それ以外何も言えない・・・。
✅まとめ:医療モール勤務は、体力・精神・処方対応力の三重苦
項目 | 内容 |
---|---|
年収 | 650〜700万円(確かに高い) |
調剤技術 | つく(たぶん) |
精神 | 削れる(確実に) |
残業 | あっても「それが当然」の空気 |
📌 「私は戦場に出たい!」という人には向いてる。
📌 でも「仕事は生活の一部でいい」という人には、非公開求人で“ちょうどいい忙しさ”を探すのが正解です。