・プロモーションを含みます
薬学部生にとって、実務実習は学びの場であると同時に、現場の厳しさを痛感する場でもあります。
実習中にハラスメントや不適切な対応を受け、心身ともに傷つく学生も少なくありません。
今回は、そんな実習中に起きた4つの衝撃的なエピソードを紹介します。
笑顔の裏に潜む闇、尊敬すべきはずの指導者の不適切な行動…。
リアルな体験を物語形式でお届けします。
あなたの実習現場は大丈夫ですか？
（登場人物はすべて仮名です。）
第1話：「実習ノートに隠された恐怖の罠」
薬学部5年生の山田彩香は、初めての実務実習に期待を胸に薬局に通っていた。
緊張しながらも、先輩薬剤師たちから教えを受け、少しずつ職場に慣れていく日々
。しかし、ある日、返却された実習ノートに挟まれていたメモを見て、彼女の心に不安が広がる。
「メールしてもいいかな？」
書き手は、親しげに接していたベテラン薬剤師の木村。
実習指導者として信頼していた彼の言葉に、彩香は困惑するが、その後も木村の接触が増えていく。
肩を抱き寄せられたり、個人的な質問を繰り返されたりする日々に耐えかね、彩香は大学に相談。
調査の結果、同様の被害報告が複数あり、木村は謹慎処分に。
「まさか、こんなことが私の身に起こるなんて…」
彩香は実習の怖さを思い知ることとなった。
第2話：「ツボ押し指導の裏に隠された悪意」
実務実習が始まり、指導薬剤師の佐藤は優しく話しかけてくれる。
しかし、その優しさが次第に不快さへと変わっていった。
「姿勢が悪いと肩こりしやすいよ」と言いながら、首筋に触れてくる佐藤。
密着しながらの指導が徐々に増え、「君、最近疲れてるでしょ？」と言って背中を撫でるように揉まれる日々。
ある日、実習生たちが少ない時間帯、佐藤は「君のこと、もっと知りたい」と食事に誘い、断っても「実習だから」と無理やり連れていこうとする。
恐怖を感じた彩香は、同じ実習生に相談し、大学に報告。
調査の結果、佐藤の行為はハラスメントと認定され、処分が下された。
第3話：「笑顔の裏に隠された毒牙」
花田は、実習先の薬局長・田中が明るく優しい人だと安心していた。
しかし、その「優しさ」が徐々に不気味に変わっていく。
「彼氏いるの？」
「家まで送ろうか？」
日に日にプライベートに踏み込む質問が増え、ある日、実習後に「特別に誘った」と食事に連れ出され、二人きりに。
会話の流れで突然、頭を撫でられ、「君、可愛いね」と距離を詰めてきた。
怖さを感じた花田は、実習後すぐに大学へ相談。
同様の被害者がいることがわかり、田中は厳重注意と異動処分となった。
「実習って、ただ学ぶ場だと思ってたのに…」
花田は現実の厳しさを痛感した。
第4話：「職場内の二面性」
薬局スタッフの川村は、いつも明るく実習生に接していたが、その裏の顔を知ってしまった佐藤。
普段は「ちゃん」付けで親しく話してくれるが、他のスタッフと話すと「使えない」「ムカつく」と陰口を叩く姿を見てしまった。
ある日、川村のSNSを見た佐藤は驚愕する。
「若い子ってほんとムカつく」
信頼していた人の二面性に衝撃を受け、すぐに大学に報告。
川村は問題行動として指導され、厳重注意となった。
「笑顔の裏に、こんな毒があったなんて…」
佐藤は人間関係の難しさを知ることとなった。
まとめ
実務実習は、実践的なスキルを学ぶ貴重な機会である一方で、ハラスメントや不適切な行動が潜む危険もあります。
被害に遭ったときには、決して一人で抱え込まず、大学や信頼できる教員に相談することが大切です。
学びの場が安全であるために、私たちは問題を共有し、改善策を模索する必要があります。
実習生としての権利を守るために、勇気を持って声を上げましょう。
